CEI Reports/ 2026年7月号 · 2026-06-27

キャラクター経済ランキング月報:経済圏を広げ、推計の「確からしさ」を開く

鋼の錬金術師・ファイナルファンタジー・ゼルダ・原神・セーラームーン——20の経済圏を新たに算定対象へ。さらに各プールが「実測か推計監視か」をキャラクター詳細・6プール展開で開示した。CEI算定年額の分母を広げ、数字の出どころを正直に示した一カ月。

※ 本レポートの金額・順位は実売上ではなく、公開情報・市場データから現在の年間商流規模として換算した独自推計指標(CEI算定/CEI推計)です。

2026年7月のキャラクター経済を、CEI推計でふり返る。 稼ぎ頭は ピカチュウポケモン で CEI算定年額 1,893億円。 商品化で最も強いのは モンキー・D・ルフィ、 作品経済圏のトップは ポケモン とみられる。

今月のハイライト

2026年7月、CEIで何が起きたか

  • 1分母拾い直し——鋼の錬金術師・ファイナルファンタジー・ゼルダ・原神・ウマ娘・セーラームーンなど、漫画発とゲーム発を横断して20の経済圏を新たに算定対象へ追加。主要IPの取りこぼしを補正し、CEI算定年額の分母を広げた(経済データを持つIPは89→109件へ)。
  • 2推計の強弱表示を導入——出版・映像・ゲーム・商品化・トレカ・版権の各プールが「実測(算定済み)」か「推計監視」かを、トップの6プール展開とキャラクター詳細ページで開示。例えばガンダムのトレカは『アーセナルベース(アーケードTCG)の年商推計に基づく推計監視』と、根拠と信頼度まで明記する。数字の出どころを隠さないのがCEIの土台。
  • 3出版市場ランキングを3レンズ化——単行本売上(金額)・出版社別・掲載誌別の3つの切り口で出版経済を可視化。作品がどの掲載誌・どの出版社に経済を還元しているかを横断比較できるようにし、集英社・小学館・講談社の規模差を金額で示した。

§2 今月のトレンド反応

いま、検索・閲覧が伸びているキャラ

Wikipedia PVの「今の勢い」を、構造価値を壊さない範囲で上乗せしたTrend Proxy。実売上ではなく検索・閲覧の代理シグナル(2026-07-20 時点・週次更新)

§3 カテゴリ別の稼ぎ頭

どの市場で、誰が強いか

CEI算定年額は商品化・出版・映像・ゲーム・TCGの足し算。プール別に最も稼ぐ銘柄を抜き出す。

金額は各プールへの按分後のCEI推計値。プール定義は算定方法を参照。

§5 経済圏拡大の予兆

CEI推計で経済圏が伸びたIP(IP単位)

§2が検索・閲覧の反応(キャラ単位)なのに対し、こちらはランキング上位外で経済圏がCEI算定の売上規模を上回って伸びている「予兆」の作品単位シグナル。

§6 伸びた理由

何が経済プレゼンスを押し上げたか

CEIは、キャラクターの経済プレゼンスを 商品化・出版・映像・ゲーム・TCG・ファン熱量 の 複数プールの足し算として推計する。2026年7月 主に Wikipedia注目度(100/100IP)、YouTube露出(99/100IP)、AniListファンベース(25IP)、楽天売れ筋(5IP) が経済プレゼンスを押し上げた。

稼ぎ頭の ピカチュウポケモン は商品化・出版・映像・音楽が幅広く積み上がる「総合型」、 一方で急上昇IPは商品化の前に注目度・ファン熱量が先行する「話題先行型」が多い。 CEIではこの差を、年間商流規模の構成比として観測している。

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CEI算定年額は特定年度の実売上ではなく、公開情報・市場データ・商品化プレゼンス・ファン熱量をもとに 現在の年間商流規模として換算した独自推計指標です。数値は日次で更新されます。